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『火の鳥 エデンの花』感想・解説(ネタバレ) 評価:4.6

2023年11月17日

友達が教えてくれて知った映画。

これは観に行きたい!!

火の鳥も漫画で全部読んで衝撃を受けました。

手塚治虫って何者なのでしょうか...

 

沖縄で上映している映画館は1ヶ所のみ。

南風原なのでなかなか行く機会がないのですが

そんな時に仕事が早く終わり、無事観に行くことができました。

 

火の鳥 エデンの花

画像引用--映画.com

 

Data

原題:火の鳥 エデンの花
制作:日本(2023年)
監督:西見祥示郞
原作:手塚治虫
上映時間:95分
公式サイト

 

リエの評価:4.6 

人間の欲と自然の偉大さ、ここに気づけると生き方は変わりますね。

 

『火の鳥 エデンの花』紹介

荒涼たる辺境惑星エデンに1台のロケットが降り立った。わけあって地球から逃亡してきたロミ(声:宮沢りえ)と恋人のジョージ(声:窪塚洋介)は、この星を2人の新天地にしようと誓うも、未開の惑星での生活は厳しく、ジョージは井戸掘り中の事故で命を落としてしまい、ロミは一人息子のカインとAIロボットとともに、孤独なサバイバル生活を送ることに。

ロミはカインのために自分の命を少しでも引き延ばすことを決意し、コールドスリープに入る。だが、機械の故障で1300年間も眠り続けることに。ようやく目覚めたロミは、新人類が築いた巨大な町・エデン17の女王となる。 そんなある日、心優しい少年コム(声:吉田帆乃華)は、宮殿で悲しみに暮れる女王ロミと出会う。ロミの望郷の想いを知ったコムは、一緒に地球に行こうと、無謀な挑戦と知りながら、2人で広大な宇宙に飛び出していく。 旅の途上で、地球人の宇宙飛行士・牧村や宇宙のよろず屋・ズダーバン(声:イッセー尾形)、そして人智を超えた未知の生命体の数々との出会いを重ねながら、故郷の地球を目指す。

※引用元:「火の鳥 エデンの花」公式サイト

 

 

『火の鳥 エデンの花』予告動画

コム役の吉田ほのかちゃんの声優がとても役と合っていてよかった。

ロミ役の宮沢りえさん。

彼女からは女優の覚悟を感じるし、いい作品を選んで出ている印象があります。

今回もこの役を引き受けたんだ!!とわかり、とても楽しみになりました。

 

『火の鳥 エデンの花』 感想(ネタバレ)

人間の些細な「欲」はどんどん大きく膨れ上がっていくんですね。

欲を生み出すために水に仕込むシーン、本当に恐ろしいと思った。

知らない間に...逃れられないですね。

水は生活に欠かせない。

沖縄の台風時に断水して、その時に井戸があったらいいなと思いましたね。

 

もし同じように食べ物に何かを仕込まれてしまい

今の世界で同じことが起きた時に、欲を理性でどこまで抑えられるか。

ここが人間の一つの分かれ道になるのかもしれない。

 

ロミは女王という立場なのに

「もう1度地球が見たい」というただただ個人的な感情だけで、自然の残った地球もエデンも無くなってしまった。

最終的にはエデンが「生まれ故郷だわ!」と言ったところでもう遅い...

世界もロミのようにある一部の人たちの個人的な感情で動いているのかもしれない。

ロミは罪深いね。

生まれたところと違う場所で暮らす人は今後増えると思う。

私もそう。

ふるさとには執着せず、今の暮らしを大切にしようというメッセージにも感じた。

 

ヘヴン島のシーン、すごくホッとしたんですよね。

海と山と動物と昆虫がいることがこんなにも人の心を癒すんだなと。

それまでのシーンが無機質だったので、よりそのことが伝わりやすかった。

私も庭に草花増やしたいと映画観ながら思った。

 

自然の大切さと欲のコントロールのことがよく描かれた映画でした。

 

 

今日のひとこと

手塚治虫の漫画は定期的に読みたいなと思った。

大切なことに気づかせてくれますね。

  • この記事を書いた人

リエ

30代独身女性。埼玉出身。2021年11月沖縄移住。目指すはやんばるの2000坪の土地で芸術を楽しみながら自給自足暮らしをすること。ヤギ・鶏・犬・猫も一緒に、女性と子どもたちが集う空間を作りたい。自分でできることを増やし、心は穏やかに、可愛いさと逞しさを兼ね備えて生きていきたい。趣味は米粉を使ったお菓子・パン作り。やさしい人と畑と海の中が好き♡

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