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『やすらぎの森』感想・解説(ネタバレ) 評価:4.0

2021年9月3日

こんにちは。

自給自足生活に向けて冒険中の里絵です (*Ü*)ノ

 

シネスイッチ銀座も加盟しているTCGメンバーの私は

毎週金曜日はレディースデーで映画を950円で観ることができるんです (*゚0゚*)

シネスイッチ銀座で観たい映画がある時は、金曜日に行きたくなりますよね。

映画が1000円以下で観れるところ、他にあるのかな?

 

 

やすらぎの森

画像引用--やすらぎの森 : 作品情報 - 映画.com

 

Data

原題:Il pleuvait des oiseaux
英題:And the Birds Rained Down
訳題:やすらぎの森
制作:カナダ(2019年)
監督:ルイーズ・アルシャンボー
上映時間:126分
公式サイト

 

里絵の評価:4.0

老後のこういう暮らし方、いいな〜!

 

『やすらぎの森』紹介

カナダ・ケベック州、人里離れた深い森。湖のほとりにたたずむ小屋で、年老いた3人の男性が愛犬たちと一緒に静かな暮らしを営んでいた。それぞれの理由で社会に背を向け、世捨て人となった彼らの前に、思いがけない来訪者が現れる。その80歳の女性ジェルトルードは、少女時代に不当な措置によって精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられていたのだった。世捨て人たちに受け入れられたジェルトルードは、マリー・デネージュという新たな名前で新たな人生を踏み出し、澄みきった空気を吸い込みながら、日に日に活力を取り戻していく。しかし、その穏やかで温かな森の日常を揺るがす緊急事態が巻き起こり、彼らは重大な決断を迫られていくのだった……。
新しい出逢いと湖畔での穏やかな共同生活。80代の男女を主人公に迎え、人生の晩年をいかに生きるかというテーマを詩情豊かに綴る、愛と再生の物語が誕生した。

ジェルトルード/マリー・デネージュを演じるのは、金髪とクラシックな美貌を持つがゆえに、“ケベックのカトリーヌ・ドヌーヴ”とも呼ばれたアンドレ・ラシャペル。カナダの映画、演劇、テレビ界で約70年のキャリアを築いたこの名女優は、惜しくも2019年11月に他界し、本作が遺作となった。世捨て人のひとりチャーリー役に扮するジルベール・スィコットは本作でカナダ・アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、親友トム役のレミー・ジラールは同・助演男優賞を受賞。劇中で弾き語りを味わい深く披露するジラールは、ドゥニ・アルカン監督作品『みなさん、さようなら』(03)の主演俳優としても名高い。監督は、本作が3本目の長編劇映画となったケベック出身のルイーズ・アルシャンボー。本作の舞台でもあるケベック州アビティビ在住の作家、ジョスリーヌ・ソシエがフランコフォニー五大陸賞を受賞した原作小説に感銘を受け、登場人物の息づかいや自然の鼓動までも伝わってくる繊細な世界観を見事に作りあげている。

※引用元:やすらぎの森公式サイト

 

『やすらぎの森』解説

カナダ・ケベック州の深い森で静かに暮らす年老いた世捨て人たちの姿を描いた人間ドラマ。カナダ・ケベック州、人里離れた深い森にある湖のほとり。その場所にたたずむ小屋で、それぞれの理由で社会に背を向けて世捨て人となった年老いた3人の男性が愛犬たちと一緒に静かな暮らしを営んでいた。そんな彼らの前に、思いがけない来訪者が現れる。ジェルトルードという80歳の女性は、少女時代の不当な措置により精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられていた。世捨て人たちに受け入れられたジェルトルードはマリー・デネージュという新たな名前で第二の人生を踏み出した。日に日に活力を取り戻した彼女と彼らの穏やかな生活。しかし、そんな森の日常を揺るがす緊急事態が巻き起こり、彼らは重大な決断を迫られるようになる。監督は本作が3本目の長編劇映画となるケベック出身のルイーズ・アルシャンポー。※引用元:映画.com

 

『やすらぎの森』予告動画

電気も水道もない中での撮影、監督と俳優陣とスタッフの皆様の冒険のお陰で、私の心に残るケベックの記憶になりました。

 

『やすらぎの森』 感想(ネタバレ)

やすらぎの森を知ったのは83歳のやさしいスパイを観に行った時なのですが

カナダの山奥で自然と共に晩年を過ごすって素敵だな〜って

他国の自然映像と人々の感性を観てみたい (⁎˃ᴗ˂⁎) と思ったんです。

将来自給自足暮らしをする私としては、興味津々です。

 

観るポイント

  • カナダ・ケベック州の深い森の中で、ケベック州出身の監督と俳優にて撮影
  • それぞれの晩年の生き方と死への向き合い方
  • 愛に年齢は関係ない!
  • 相手を尊重するということ

 

私知らなかったのですが、カナダ・ケベック州はフランス語が公用語なんですね。

原題がフランス語し、映画中の会話もフランス語だし、カナダ映画なのになんでだろう?と思っていたら

監督もキャストも7人中6人がケベック州出身。

なるほど。

 

日本で例えるなら

沖縄の映画を沖縄出身の監督と俳優陣で、やんばるの森の中で琉球語を使って撮影するような感じでしょうか。

え、すごい観たい (⁎˃ᴗ˂⁎)

琉球語、勉強したいんですよね。

 

きっと撮影しながらもケベック州出身者同士の絆もあったんでしょうね (*˘︶˘*)

 

女優 アンドレ・ラシャペル はやすらぎの森が遺作になったそうです。

素敵な年齢の重ね方をされたんだろうな〜と、役を通して本人のことも思っていました。

 

それぞれの生き方を尊重して

適度な距離がありつつ

協力するところはするという付き合い方、いいですね。

 

湖で泳ぐのも気持ちいいんだろうな〜。

 

死ぬ場所も時も自分で決める

トム(レミー・ジラール)が自分の死を決め、愛犬と共に死へ向かっていく時は

残された人たちの気持ちになるととても苦しいと思いながらも

死を自分で決めるって幸せなことなんだろうなと思い

両者の気持ちがわかるように描かれているので

泣きながらも「これでいいんだよね」と思わされました。

ここのシーンすごく感動した。

美しかったな〜。

 

そしてトムの弾き語り、声もいいし、歌詞も良いし、渋いし、惹き込まれました ( ・ᴗ・ )♡

日常生活でも聴きたい。

カナダ人のおじいちゃんはみんなこんなに歌が上手なの?って思ったけれど、そんなことはないですよね。

映画の中でも良いスパイスになっていました。

 

 

マリー(アンドレ・ラシャペル)の80歳から始まった初めての人生

「愛」を知り、どんどん生き生きしていく姿を見ると

いつからでも人生って作れるんだなって思わされますね。

 

自然と共にのんびりと芸術的に過ごす老後、目指したい。

自然は偉大だーーー ٩(*ˊ∀ˋ*)۶

 

 

今日のひとこと

「死ぬ場所も時も自分で決める」って言える人生の晩年を迎えたい!

 

 

  • この記事を書いた人

リエ

30代独身女性。埼玉出身。2021年11月沖縄移住。目指すはやんばるの2000坪の土地で芸術を楽しみながら自給自足暮らしをすること。ヤギ・鶏・犬・猫も一緒に、女性と子どもたちが集う空間を作りたい。自分でできることを増やし、心は穏やかに、可愛いさと逞しさを兼ね備えて生きていきたい。趣味は米粉を使ったお菓子・パン作り。やさしい人と畑と海の中が好き♡

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